空気が犯人特定の証拠として提出できるようになるかも

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空気が犯人特定の証拠として提出できるようになるかも

2021/04/30

先月末の論文でイギリスのクイーン・メアリー大学の研究が発表されました。

それが

『空気中からDNAの検出ができる』

というものでした。

 

今までは土壌や水からの検出はされておりましたがなんと空気からもDNAを検出できたというのです。

 

どのように検出するかというと割と地味に掃除機にフィルターをつけて空気を吸入するというものでした。

 

もともとはハダカデバネズミを飼育しているところの空気を吸い込んだそうです。

ですのでもともと人間のDNAを検出するのが目的ではなかったのです。

 

ある場所の生態調査で例えば姿が取れえづらい生き物の存在を把握したりコウモリの一種は人間にとっては毒性の高い場所に巣くっているものを遠隔で空気を採取することにより存在や情報を確認できるわけです。

 

もしくは絶滅危惧種などの個体数が少ないもののデータの採取の確立をあげるのです。

 

その研究の過程でネズミがいる空気をサンプリングしたところほんの僅か出入りした人間のDNAも検出できたわけです。

 

もしこれがかなり正確であるとすると生態調査犯人の痕跡が全くない密室殺人もそこの空気を採取すれば犯人を特定できる可能性があるのです。

 

物的証拠として部屋の空気が提出されるのも遠くない未来現実になるかもしれません。

 

名探偵がいなくとも事件解決に大きく寄与する研究ではないかと思います。

今後に期待です。

 

それでは。