新型コロナと夢??(コロナウイルス・パンデミック・ドリーム)

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新型コロナと夢??(コロナウイルス・パンデミック・ドリーム)

2020/05/21

コロナウイルス・パンデミック・ドリーム

新型コロナウイルスの悪影響は疾患に罹ること以外にも教育の問題、経済的な問題、精神的な問題もこの長期間で多岐にわたって拡がっています。

 

あまり知らなかったのですが『コロナウイルス・パンデミック・ドリーム』という新型コロナウイルスによるロックダウンや外出自粛や疾患に関する恐怖で悪夢を見る傾向の人が増えてきているそうです。

 

Wikiでもあるぐらいなので実際に口には出していないけど経験している人は多いのかもしれませんね。

 

 

悪夢の診断基準

1.中途覚醒(夜間の目覚め)が繰り返しみられ、そのときにかなり不快な夢が思い出せる
2.夢は恐怖や不安、怒り、悲しみ、嫌悪感など不快な感情を伴う
3.目を覚ましてからも悪夢の内容をはっきり思い出せる
4.悪夢で目が覚めた後、再び寝つくのに時間がかかる
5.明け方に悪夢を見る
※1、2、3は必須。4、5はいずれか片方だけでよい
(睡眠障害国際分類の基準 転用

 

となっているようです。

内容は特に規定はなく起床した後に覚えているかということと悪夢で目が覚めるというのがポイントです。

 

 

ハーバード大学の心理学の教授であるディアドラ・バレット博士が今年3月21日ニュージャージー州で外出自粛が出た日からフェイスブック上でコロナにまつわる悪夢に関するアンケートをした結果、約3週間半で1,800以上の回答が寄せられました。

 

 

悪夢の内容は

『コロナに感染して病院に行ったところウイルスが大量に身体を浸食していることを告げられ楽に死ねるようにと安楽死の為の注射を打たれる。』

 

『自分のパートナーや子供、家族がコロナウイルスに罹る。』

 

『コロナの検査に病院に行くと病院が医療崩壊によりパニックになってしまう。』

 

また、別にコロナウイルスへの恐怖がゾンビや怪物、自然災害、虫や拳銃を持った人に追われるなど形を変えて悪夢となっているという方も多数いたそうです。

ウイルスは目に見えないので各々様々なものに形を変えて夢にでてくるわけですね。

 

 

特に視覚的なショックを受けた場合は悪夢に結びつきやすいそうで面白いのは

明確に人工呼吸器が悪夢に登場してくるのは医療従事者しかいなかったそうです。

 

 

悪夢は悪いだけのものではないらしい。

心の浄化作用としての悪夢[編集]

夢を観る事によって、気持ちが多少なりともすっきりするという浄化作用が起こるという点があり、これは怖い夢や悲しい夢といった悪夢でも、それなりの効用があるとされる[2]。昼間の思い出したくない出来事を解消するため、いわば現実の反動によって悪夢=浄化作用が生じるというのは、通常の悪夢の場合であり、PTSDなどの原因で観るケースは例外とされる。そのため、通常の悪夢は心の健康維持に役立っている(自動的な健康管理)とさえいえ、必ずしも健康的害ではないという。

 

なのでストレスの解消の手助けになっている可能性もありますので見たからと言ってあまり心配しすぎることではないといえます。心的外傷後ストレス(PTSD)由来の悪夢はまた別になります。

 

 

ただし今回のような社会不安や報道からくる不安やストレスからくるコロナウイルス・パンデミック・ドリームは徐々に新規感染者数も順調に減ってきていますし世間的にも緊張感が少し和らいできているので自然になくなってくると思われます。

 

 

悪夢を見ないようにする為には

自律訓練法(病気の治療を目的にした自己暗示。)

・悪夢の内容は人に話す。さらにことの顛末をこうだったら良いなぁと変えてしまう。

・寝る前にネガティブな考えを反芻しない(東洋大学社会学部社会心理学科教授、松田英子先生)

・栄養学的にはビタミンB6不足の可能性もあるので積極的に摂取する。摂取量の目安は1日あたり1.4~1.2mgです。

です。コロナの影響のすさまじさを改めて感じたのできっと将来コロナなんちゃらみたいな言葉がたくさん出てくるでしょうね。

 

首都圏以外は緊急事態宣言は解除されましたのでとりあえずひと段落してくれそうですね。

それではまた。