コロナの次に世界的に猛威をふるっているものとは
2020/05/13
脅威はウイルスだけではありません。
新型コロナウイルス対策に躍起になっている世界ですがウイルス以外にも人間にとってとても脅威になっているものがあります。
それが害虫です。その一つがサバクトビバッタです。アフリカの頭部から大量発生して今ではインドやパキスタンにまで勢力を拡大して中国に迫っている状態です。
サバクトビバッタは蝗害の最も影響力が甚大で普段はイメージ通りの緑色の体ですが集団発生すると群れをなして茶色く変色し見た目もいかつくなります。
まるでフーリガンのように群れてさらに個々普段よりもが狂暴化して農作物を食い荒らしていきます。
その量が1日で35,000人分の穀物を食べてしまいます。
また、排泄物によって食べ残した食物を腐らせてしまい。何も残りません。
さんざん食い荒らした後また食物を求め次のえさ場へと約145kmも飛んで移動していくのです。
湿気を好むらしく雨量が多いと瞬く間に増殖するようです。
また一世代あたり3か月なので6か月後になるとえらい数になると試算されています。
今では1平方キロメートルあたり8,000万匹らしいですが6月には500倍になるかもしれないと言われています。気象レーダーに映るほどらしいです。
じゃあ日本はというとまだ中国には入ってきてはいないので直ちに危ないというわけではありません。
というのも海抜2,000mまでしか飛べず寒さに弱いのでヒマラヤ山脈は越えられないのではないかと言われています。
ただ世界各国の穀物を食い荒らしてしまうので輸入品の高騰や穀物を餌とする家畜。つまり肉も高騰する可能性があるので日本が大丈夫と安心はできなさそうです。
また中国の中国農業農村部は2月20日に蛾の幼虫であるツマジロクサヨトウによるトウモロコシの作付け面積の1億ムー(約666万ヘクタール)が被害を受ける予測をしているそうです。
ムーってもう数字の値って感じがしないくらい聞いたことないですね。
中国におけるトウモロコシの作付け面積の約50%に上るそうです。
恐ろしや。
そしたらなんと日本にもツマジロクサヨトウが令和元年7月に確認されたそうでかなり警戒しているそうです。(埼玉県HPでも)
サバクトビバッタは旧約聖書にも神がエジプトにもたらした『十の災害』の一つに『バッタを放つ』とあるそうですがまさに災害となりうるほどの脅威を感じますね。
ウイルスだけでなくまだ沢山の脅威がありますが知っておいて損はないと思います。
コロナで世界の情勢が今までよりも気になったり興味がわき、他の国で起こっていることが今後日本でも起こる可能性があるということを気づかせてもらったのはある意味良かった点かと個人的には思っております。
経験をプラスにできたらと思います。
それではまた。