祝婚歌

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祝婚歌

2019/02/01

祝婚歌

先日姪っ子の結婚式に出席しました。結婚式は良いですね。二人とも初々しく素晴らしい式でした。その時患者さんに以前教えて頂いたある詩を思い出しました。


「祝 婚 歌」
            吉野 弘
 
二人が睦まじくいるためには


 愚かでいるほうがいい


立派すぎないほうがいい


立派すぎることは


長持ちしないことだと気付いているほうがいい


完璧をめざさないほうがいい


完璧なんて不自然なことだと


うそぶいているほうがいい


二人のうちどちらかが


ふざけているほうがいい


ずっこけているほうがいい


互いに非難することがあっても


非難できる資格が自分にあったかどうか
 
あとで


疑わしくなるほうがいい


正しいことを言うときは


少しひかえめにするほうがいい


正しいことを言うときは


相手を傷つけやすいものだと


気付いているほうがいい


立派でありたいとか


正しくありたいとかいう


無理な緊張には


色目を使わず


ゆったり ゆたかに


光を浴びているほうがいい


健康で 風に吹かれながら


生きていることのなつかしさに


ふと 胸が熱くなる


そんな日があってもいい


そして


なぜ胸が熱くなるのか


黙っていても


二人にはわかるのであってほしい
 
詩人の吉野弘さんが姪の結婚式に参加できなかったので姪夫婦に送った詩だそうです。


押しつけではなく自然と言葉が沁みてくるような詩でとても好きな詩です。



式中にふと思い出し、また読み返したくなりましたので今一度見直してみました。